一口に『ニキビ』と言っても、実はニキビは複数の段階にわかれます。ニキビの種類によって治療法も変わるので、「どのタイプのニキビなのか？」を正しく把握することが大事です。

『白ニキビ』とは？

白ニキビは、ニキビの第一段階。毛穴がつまって、プツプツと盛り上がっている状態です。あくまで「毛穴づまり」が問題であり、「ニキビ菌」が暴れているわけではありません。

したがって、ニキビ菌を倒す「抗菌薬(抗生物質)」での治療には意味がなく、毛穴づまりを解消する「ピーリング系薬剤」を使って治療する必要があります。具体的には、

• アダパレン(ディフェリンゲルなど)
• 過酸化ベンゾイル(ベピオゲルなど)

で治療します。患者さんから「前の病院でずっと治療しているけれど、ニキビが良くならない…」という相談を受ける場合、誤って白ニキビに対して抗菌薬が処方されている場合が少なくありません。ただしい診断に基づくただしい治療が大事ですね。

『赤ニキビ』とは？

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